【足場屋、チームの最適な人数】人数による今後の戦略

何人が最適? 足場屋さん向け

親方として独立しようと思うんだけど、何人で始めるのがベストなのかな?

自分のチーム人数って悩みますよね。

人数が少なければ、経費(小方の給料など)は少なく済みますが、起動力が小さくなり請負う現場も戸建てなど規模の小さな現場が主になってきます。

反対に大人数では起動力があるので大きな特殊物件などを請けれますが、経費が莫大にかかりますし段取りをミスると大きな赤字となってしまいます。

この記事では今まで15年間実際にわたしが運営してきた過去のチーム人数編成でのメリット、デメリットを解説していきます。

人数によるメリット、デメリットは以下のとおり↓↓↓

2人は最強、でもデメリット多し
3人はバランスがよい が大きく稼ぎにくい
4人は無駄がない反面、個々のスキルが必要
5人は売り上げが上がりやすい が能力のバランス感が必要
6人は親方は楽(体的に)であるが、誰かが遊びやすい(仕事をしない)
7人は前段取りが地獄

結論、今までの経験上5人でのチーム(私も入れて)がベストでした。

この記事を読めばあなたのチーム人数による良し悪しの知識や運営のコンセプトがはっきりして、今後の計画が立てやすくなると思います。。

では解説していきましょう!

2人はもっとも無駄がなく稼ぎやすいが規模が小さすぎる

2人

2人チームというのはもっとも無駄がなく経費も少なくすむメリットがあります。

そのかわり相方が未経験の場合は図面書きから足場の施工、チームの管理など(小方の教育)すべて自分でしなければいけなくなりますのであなたの負担は大きいものとなります。

あと、休みがお互い取りにくいですね。

片方が休むと1人になってしまい、かなり請けれる現場が限られてしまいます。

求人をする場合どうしても入ってきた職人を自分の色に染めたいのなら未経験者がおすすめですが、「育つまでの時間」が掛かってしまうのでおすすめとしては建設業の経験はあるけど、足場は未経験という方が建設業界には慣れていてある程度の仕事の流れはわかっているので育てるのは少しは楽ですね。

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3人はもっともバランスが良いが戸建てがメイン

3人

組立てのときは親方(あなた)が地組をして後ろから2人に立ち上げてもらう、解体のときは2人で解体して1人は運搬、積み込みをするなど3人は足場の現場をするうえでもっともバランスが良いです。

請け負う種類も戸建てなどがメインとなりますので1件あたりの金額も安定していて1日2件ほど現場をこなせばある程度の売り上げにはなります。

ただ、大きな特殊物件などは請けれる人数ではないので月の売り上げは安定しているものの、金額の大きな現場が請けにくいため大きく稼ぐことは難しいでしょう。

私も3人チームの時期が長かったのですが、さらなる飛躍のために人数を増やして勝負しました。

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4人は稼ぎやすいが個々の能力が必要

4人

3人から4人となったら請けれるジャンルも増えてきます。

戸建てはもちろんのこと、特殊物件なども狙えてこれる規模になってくるかと思います。

ただひとつ注意してほしい点として、ひとりひとりのスキルが必要になってきます。

2対2で別れて仕事をすることも多くなるため、ある程度の技術や体力が必要となります。

まぁ2人チームの延長みたいなものですね。

戸建ては2人、2人で別れて大きな現場は4人でこなす感じです。

経験上売り上げに一番無駄がないのは4人チームだと思っています。現状わたしはいま4人チームで動いています。

5人は売り上げ自体は上がりやすいが、サブの能力も必要

5人

5人ともなればやっと組織っぽくなってきます。売り上げもほうも比較的に上げやすいです。

特殊物件の比率が1年のなかでも大きくなってくる人数が5人チームの特徴でもあります。

ただこの人数になるとあなたの段取り力や統率力が問われる規模でもあります。

今まで育ててきた2番手、3番手の助けも必要となり現場を別れて仕事することが多くなるため今まで育ててきた部下を信じる、的確に指示をし評価をするという1番手の人間力も必要になってきます。

アドバイスとしては5人のときに2番手に職長としての能力を伸ばしてもらい、5番手の教育を任せてみることです。このとき3番手、4番手は伸び伸びしてるものですが、しめるところできちんとしめていき2番手と5番手に目をむけてチーム運営することをお勧めします。

例えば現場が5件ある場合3件をわたしが3、4番手と行き、2件を2、5番手に任せるようにしています。

そうすれば3、4番手には直接指導することができ2番手は5番手を育てながら現場をまわす段取りの勉強ができるからです。

6人、7人は比較的に楽だけどだれかがしてくれると思いがち

大人数

6人になるとですね、体力面では楽なのですが現場での仕事やトラック、備品(ロープ)の管理など「担当者」を決めておかないと「誰かがしてくれるだろう精神」がでてきてしまいます。

積み込みあるあるで誰かがあれは積んでくれただろうと思って現場に行き材料が足りなかったなんてことがたまにありました。

あと、7人になったら余計に経費自体も多くなるため特殊物件を行きながら戸建ても請けてとかなり前段取りもしないといけないので意外と親方は頭脳面でハードです。

わたしの場合、もう忙しすぎて7番目の子の名前とか間違ってましたからね・・・(涙)

まとめ

いかかだったでしょうか。

組織の人数によって自分の狙って請け負う現場(金額)の大きさや掛かってくる経費が変わってきます。

あなたが得意とする分野、戸建てなのか大きな特殊物件なのかによっても自分のチームの人数を決めていかなければなりません。

私の経験として、安定やバランスを求めて戸建てを専門でいき自分主体でいきたいなら3人、特殊物件などの大きな現場をまわしてガンガン売り上げを上げていきたいなら5人がおすすめですよ。

この記事を読んでご自身のチーム運営の役にたてたら幸いです。

最後までご観覧ありがとうございました(^^)/

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