現在足場屋として働いている20代や30代の職人さんの誰もが抱く不安がありますよね。
「俺はいつまでできるのか、この先どうしようか…。」
なんなら私は毎日考えてます・・・(涙)
足場屋になった理由は人それぞれですが私は18歳から足場屋をしていて現在40歳になりました。
そんな私、たみはるが思うこれからの足場業界や私の歩んできた足場道を書いていこうと思います。
これからの足場業界について
結果から申しますとみなさんご存知のとおり建設業界の中でも「足場」は需要がかなりある業種だと思います。
なぜならAIやロボットには出来ない作業であり、工事を行う際には必ず必要とされるものですよね。【
ロボットが積み込んだり、足場を組んでくれたら楽なんですけどね(笑)
【鳶で始まり、鳶で終わる】そんな職種だと思います。
よく私が特殊物件などを請けた際には工程打ち合わせで最初の2~3社の中に入っていて、途中10社くらいになり最後の2~3社になるまでいるってことがほとんどで監督さんとは長い付き合いになることが多いですね。
これは私の見解ですが、少数精鋭の足場会社が得意とする部門もあると思うのですが、近年足場に関する法律が厳しくなっている状態でこれからはやはり資金力や起動力のある大手の足場会社が強いのではないかと思うのです。
そしてそこには広告宣伝費を多額に使えるため(大手の足場会社に)職人が集まりやすいです。
何を伝えたいかというと、私たち職人の立ち回りとしてこれからの時代大手の足場会社が生き残りやすく、働く私たち職人は早いうちにそのような会社に所属するか、なにか他より優れたジャンル(例えるなら吊り足場など)があるなら少数精鋭で独立するのが良いかなと思います。
私の歩んできた足場の道
私は現在、九州地方でひとつの足場会社のもと専属手間請けとして働いている状態です。
4人のチームを組んでの親方をしているのですが、まぁ自分で言うのもあれですけど、中途半端なポジションです(涙)
なぜなら足場材を所有しているわけでもなく、会社員でもなく法人でもないただの個人事業主の足場屋です。
しかし、今のポジも自分なりに納得しており気に入っております。
手間請けのメリットについては下記の記事を参考にどうぞ↓↓↓
18歳の時になんか刺激のある仕事ないかなぁ?って思い学歴もない私が偶然選んだのが
「足場屋」でした。(見た目もかっこいいという単純な理由もあり)
はじめは枠足場や単管をしていたのですが、当時付き合っていた彼女(今の奥さん)との間に宝物ができて、わたしには足場しかできないからこれで飯を食うんだ!と決意して気が付くと今日に至ります。
もちろん、もちろんのこと何回もやめたくなる出来事はありました。
昔はいろいろとハードでしたからね...
体も強くないので、熱中症で倒れて救急車で運ばれたり、骨折して労災になったり挙句の果てには
8年前にパニック障害になり今も完治していません。上手に付き合いながら働いている感じです。
そんな私も40歳になりました。最近いつも思います。
「いつまで足場しようかな?っていうかいつまでできるんだろうか?」と。
足場を施工することは好きだし、体が持つまではやりたいな!っては思うのですけどね(笑)
私のまわりの足場屋さんたち
今まで私と一緒に仕事をしてきた足場屋さんたちの現在は
- 仕事量を減らしつつ現役で頑張って職人をしている
- 親方を引退して足場会社に入り、社員を指導する立場となった
- 体を壊したが足場の知識を活かし、足場の営業マンとなった
- 独立、法人化して代表取締役社長として働いている
- 大型免許を取得してトラックの運転手、ダンプの運転手になった
- その他の異業種へ行った
正直なところ足場屋さんって取り回しが効かないというか、次の職種を考えたとき選択肢が狭いのがきついですね(涙)
私が若い職人さんに伝えたいこと
私は40歳なのでこの先の年齢のことは伝えられないけど、20代30代の皆さんへ伝えたいことは
【見切りをつけるなら早いが吉】
若いうちは稼ぎやすい職種ではあるので何か目標のために貯金するならおすすめだが、金銭感覚を狂わせないように注意が必要だと思います。
いざ次のステップ(仕事)を考えたときに生活水準を下げるとなると決断しにくいからです。
そしてこのまま足場屋でいくのであればひとには向き不向きがありますが、
【大変だけど、ひと花咲かせてほしい】と思います。
頑張れば足場屋の社長にでもなれるし、親方にでもなれます。
もちろん収入も増えます。
わたしの小方だった子で素人から4年間で独立して現在親方をしてる子もいたりします。
先のことはわからないから「いま」を見ましょう!なんてことを最近よく云われますが
5%でもいいので「さき」のことを計画立ててみてほしいです。
実際に私自身が「いま」だけをみて生きていて気が付くと40歳、気が付くとまだ足場屋です。
時間は年をとるにつれドンドン早く感じますよ!!
あなたが最適な選択ができますように願っています。
最後までご観覧ありがとうございました(^^)/
コメント