足場屋の職長になり、意識してほしいこと

足場屋さん向け

足場屋になって3~4年くらいすると後輩もでき、仕事にも大分慣れてきましたよね。

足場の仕事に慣れてくると先輩や上司から次なるステップを踏み出すチャンスをもらえる機会があると思います。

この記事ではそんなあなたのステップアップに役立つ知識や考え方を書いていきたいと思います。

売り上げのことを考えてみよう

足場を先輩の助言がなくとも組んだり解体したりすることができて、足場作業主任者の資格を取得したならこれから現場の職長に任命されるかと思います。

そんなときひとつの目標として「黒字」で現場を終わらせることを考えてほしいのです。

現場ひとつこなすのにたくさんの経費がかかります。人件費、材料費、トラック代、それを動かすガソリン代、遠くに行く場合には高速料金など・・・。

まずは頭の中で「この現場にはいくらくらい経費がかかっているのかな?」と考えてみましょう。

そしてどうすればこの現場を黒字で終わらせれるかを考えてほしいのです。

なぜならそれ(結果)こそがあなたの評価に繋がるからです。

朝ゆっくりと出勤してきて、現場でもぼちぼちでましては楽できるからと大人数で行くなんてことをしてたらなかなか会社は評価してくれません。

そしてなによりお金のことを考えながら働くことで自分自身の経験値を上げることができます。

このぐらいの現場だと〇〇日かかるな、となると○○円くらい経費がかかるからいくらで黒字、いくらで赤字だな。と予想ができ、もし独立したときなど頑張ったのに赤字…なんてことがかなりの頻度で少なくすむと思います。

筆者もお客様から「この現場、いくらくらいでいけそう?」なんて急に聞かれたりすることがありますが、日々の現場が黒字だったのかそれとも赤字だったのかを考えていたためそれが経験値となりすぐにお答えすることができるようになりましたよ。

怪我をさせない、しない

職長として現場を任されたなら誰か後輩の子をつれていくと思います。

自分が怪我をしないのはもちろんですが、一緒にいくアシスタントの子も怪我をさせてはなりません。

最初のうちはまだ段取りや技術が未熟で焦ってしまうことも多々あるでしょう。しかし早く現場を終わらせることに気持ちがいってしまって危険なことや無茶をすることだけは絶対にやめましょう。

いくら早く現場をさばけたところでも雑な足場を組んだり、誰かが怪我をしたでは上司の信頼を得るのは難しいでしょう。

私は現場のスピードも大事ですが、それ以上に安全が大切だと思っています。現場を無事に完了させることによりお客様に信頼して頂き、次の仕事にも繋がるからです。そしてそれこそが私と、一緒に働いてくれている仲間の生活を支えているからです。

向上心をもち、成長していこう

ある程度の経験年数が経ってくると自信がついてくるものです。

今まで頑張ってきたのですからそりゃそうですよね。しかし天狗になったり今の技術量で満足してはもったいないです。

なんにでも上には上がいるものです。私も現在足場屋を22年していますが、技術に関して自信はあります。組んでない種類の足場はないとおもいます。

でも私よりももっと凄い職人さんはたくさん知っています。悔しいですけど・・・。

そんな人たちに負けないように勉強してわからないことは恥ずかしがらずに質問してます。

自分の成長を止めたくないからです。

あなたも質問できる先輩がいるのならどんどん質問して自分のものにしていきましょう。

そして自分の技術に先輩の知恵を混ぜていけばいつの日かその先輩を抜くことができるでしょう。

まとめ

いかかだったでしょうか。

今回はこれから職長さんとして頑張っているかたに向けて記事をかいてみました。

  • 現場が黒字になるか意識してみよう
  • あなたはもちろんのこと、部下も怪我をしないように段取りをしよう
  • 向上心をもち、技術を伸ばしていこう

みなさんが手本となる良い職長さんになり、お客様や同じ会社の仲間から信頼される職人さんになれることを願っています。最後までご観覧ありがとうございました。

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